FPが実際に遺伝子検査を受けてみた。結果から見えた“かかりやすい病気”と“効きやすい薬”

こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの屋比久です。

私は普段、お金や保険、相続の相談を受けています。

相続の仕事をしていると、
「もっと早く準備しておけばよかった」
という言葉を耳にすることがあります。

これは相続だけではありません。
健康についても同じだと思っています。

そんなこともあり、数年前に興味本位で遺伝子検査を受けてみました。
最近、その結果を見返す機会があり、改めて考えさせられることがありました。

今回は、私自身が受けた遺伝子検査の結果と、そこから感じたことを書いてみたいと思います。

思った以上にリスクが高かった病気たち

私の結果で目についたのはこんな項目です。

【がん】
  • すい臓がん 5倍
  • 咽頭がん 5倍
  • 口腔がん 5倍
  • 前立腺がん 1.76倍
【循環器】
  • 脳梗塞 4.01倍
  • 冠動脈の石灰化 3.84倍
  • 大動脈解離 3.08倍
【その他】
  • 痛風 5倍
  • 原発性胆汁性胆管炎 4.83倍
  • 喘息 4.53倍
  • 前頭側頭型認知症の早期発症 5倍

最初に見たときは、
「なかなか忙しい結果だな…」と思いました(笑)

もちろん、これは病気になることが確定しているわけではありません。

平均と比較した場合のリスクです。
それでも、自分の身体の弱点を知るという意味では非常に興味深い結果でした。

一番気になったのは“すい臓がん”

数ある項目の中でも、私が一番気になったのは

「すい臓がん5倍」でした。

FPという仕事柄、がん保険の相談を受けることはたくさんあります。
だからこそ、発見が難しいと言われるすい臓がんのリスクが高いという結果には少し驚きました。

しかし、この結果を見て
「保険を増やそう」と思ったわけではありません。

まず思ったのは、
「健康診断や人間ドックを後回しにしないようにしよう」ということでした。

病気になってから慌てるより、早期発見できる環境を整えることの方が大切です。

実は脳梗塞の方が気になった

今回の結果で、私が本当に考えさせられたのは
脳梗塞4.01倍
という数字でした。

相続相談をしていると、脳梗塞や認知症をきっかけに家族が大変な思いをしているケースを数多く見てきました。
亡くなることだけがリスクではありません。

判断能力が低下したり、介護が必要になったり、資産管理が難しくなったりすることもあります。
お金の問題のように見えて、実は健康の問題が根本にあることも少なくありません。

だからこそ、健康について考える時間も大切だと感じています。

本当に驚いたのは「薬との相性」

今回の遺伝子検査で最も面白かったのはここです。

病気のリスクだけではなく、薬との相性まで分析されていました。

例えば私の場合、

  • 痛風治療薬(アロプリノール)は効果が高い傾向
  • 喘息治療で使用されるステロイドは効果が高い傾向
  • 前立腺肥大症治療薬(タムスロシン)は効果が高い傾向
  • 抗うつ薬(SSRI)は効果が高い傾向
  • 気分安定薬リチウムは効果が高い傾向
  • 関節リウマチ治療薬のメトトレキサートやTNF阻害薬は効果が高い傾向

という結果でした。

一方で、

  • 抗てんかん薬ラモトリギンは効果が低い傾向
  • 関節リウマチ治療薬リツキシマブは効果が低い傾向

という結果もありました。
もちろん実際の治療は医師が判断するものです。

しかし、
「どんな薬が効きやすい体質なのか」
という情報が事前に分かるのは非常に興味深いと感じました。

副作用にも個人差がある

さらに興味深かったのは副作用です。

私の場合、

  • NSAIDsによるアスピリン喘息
  • 抗がん剤イリノテカンによる好中球減少症
  • 抗精神病薬クロザピンによる白血球減少症
  • スタチンによる筋力低下や筋障害

などのリスクが高めという結果でした。

逆に、

  • ACE阻害薬による咳
  • アセトアミノフェンによる肝障害
  • NSAIDsによる胃腸障害
  • アピキサバンによる腎機能低下

などは比較的起こりにくい傾向でした。

病気だけではなく、
副作用まで遺伝子レベルである程度予測できる可能性がある。

ここに私は未来の医療を感じました。

未来の医療は“オーダーメイド”になるかもしれない

私は今回の結果を見て、遺伝子検査の価値は病気の予測だけではないと感じました。

将来もし病気になったとき、その人に合う薬を選び、副作用を避けながら治療する。
そんな医療が当たり前になる時代が来るかもしれません。

今までは、
病気になってから薬を試してみる。
効かなければ変える。
副作用が出れば調整する。

という流れでした。

しかし将来的には、
遺伝子情報を参考にしながら治療方針を決める時代になるかもしれません。

そう考えると、遺伝子情報は未来の医療における「取扱説明書」のようなものだと思います。

FPとして思うこと

私は保険を扱う仕事をしています。
だからこそ感じることがあります。

保険は病気になった後のお金の問題を支える仕組みです。
一方で、健康管理は病気になる前にできる準備です。

どちらも大切ですが、順番としては健康が先です。

相続対策も、
資産形成も、
保険も、
健康があってこそ意味を持ちます。

まとめ

今回、改めて自分の遺伝子検査結果を見返して感じたことがあります。

それは、遺伝子は運命ではないということです。
未来を決めるものでもありません。

ただ、未来の自分に向けたヒントにはなると思っています。

相続の相談を受けていると、
「もっと早く準備しておけばよかった」という言葉を聞くことがあります。

健康も同じかもしれません。

もし遺伝子検査によって、健康診断を受けるきっかけになったり、生活習慣を見直すきっかけになったり、将来の医療について考えるきっかけになるのであれば、私は十分価値があると感じています。

一方で、遺伝子検査には賛否両論あります。
「知りたくない」
「結果に振り回されたくない」
という考え方もあるでしょう。

私自身も、遺伝子検査の結果だけで人生が決まるとは思っていません。

だからこそ、皆さんは遺伝子検査についてどう考えますか?
もし自分の病気のリスクや薬との相性が分かるとしたら知りたいですか?
あるいは知らないままの方が良いと思いますか?
皆さんなら、この情報をどのように活用しますか?

ぜひご意見を聞かせていただけると嬉しいです。

【追記】

ちなみに今回ご紹介した結果は、私自身が受けた「ジェノプラン」の遺伝子検査によるものです。
病気のリスクだけでなく、薬との相性や副作用の傾向まで分析されていて、とても興味深い内容でした。

遺伝子検査サービスは他にもたくさんあると思います。

もし受けたことがある方がいらっしゃいましたら、

  • どこのメーカーを利用したのか
  • どんな結果だったのか
  • どのように活用しているのか

ぜひ教えていただけると嬉しいです。
私もまだまだ勉強中ですので、皆さまの体験談も参考にさせていただきたいと思っています。

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