海外では規制も。なぜ遺伝子検査は賛否両論なのか?

こんにちは。
ファイナンシャルプランナーの屋比久です。

先日、
「FPが実際に遺伝子検査を受けてみた」
という記事を書いたところ、意外と多くの反応をいただきました。

その中で、
「海外では遺伝子検査が禁止されているって本当ですか?」
という質問をいただきました。

結論から言うと、禁止されているわけではありません。
ただし、国によっては日本よりも厳しいルールが設けられています。

今回は、なぜ遺伝子検査が賛否両論あるのかについて考えてみたいと思います。

遺伝子検査は未来を予測する技術?

私自身、ジェノプランというサービスで遺伝子検査を受けました。

結果を見ると、

  • すい臓がん
  • 脳梗塞
  • 認知症

などのリスクが平均より高い項目がありました。
また、薬の効きやすさや副作用の傾向まで分析されていました。

正直、未来の医療を見ているような気分になりました。
しかし同時に、少し怖さも感じました。

もし自分以外の人がこの情報を見たらどうなるのだろう?
と思ったのです。

もし保険会社が知ったら?

例えば、遺伝子検査で
「将来がんになる可能性が高い」という結果が出たとします。

もし保険会社がその情報を自由に使えたらどうでしょう。
保険料が高くなるかもしれません。
加入を断られるかもしれません。

逆に、病気になりにくい人だけが有利になるかもしれません。

保険は本来、みんなでリスクを分け合う仕組みです。
遺伝子情報が当たり前に使われるようになると、
その仕組みそのものが変わってしまう可能性があります。

もし会社が知ったら?

さらに考えてみます。

ある会社が採用面接で、応募者の遺伝子情報を確認できたらどうでしょう。

将来認知症になるリスクが高い。
心疾患のリスクが高い。

そんな情報があった場合、採用に影響する可能性はないでしょうか。

本人には何の責任もないのに、生まれ持った遺伝子によって評価される。
これは多くの人が違和感を覚えると思います。

アメリカでは法律で守られている

実際にアメリカでは、遺伝子情報による差別を防ぐための法律があります。

遺伝子検査の結果を理由に、就職や健康保険で不利益な扱いをすることを禁止しています。

つまり、
「将来病気になるかもしれないから採用しない」
ということはできません。

遺伝子情報は、それほど重要な個人情報だと考えられているのです。

私はFPとしてどう考えるか

正直なところ、私は遺伝子検査そのものには価値があると思っています。

病気のリスクを知る。
薬との相性を知る。
健康管理のきっかけにする。

そういった使い方は非常に有益です。

しかし、
その情報を誰が持つのか。
誰が利用できるのか。

ここは慎重に考える必要があると思います。

遺伝子は運命ではない

私自身、遺伝子検査では

  • すい臓がん5倍
  • 脳梗塞4倍
  • 認知症リスク5倍

という結果でした。

しかし、だからといって病気になることが決まったわけではありません。

未来は変えられます。
健康診断を受けることもできます。
生活習慣を見直すこともできます。
医療の力を借りることもできます。

私は遺伝子を「運命」ではなく「取扱説明書」だと思っています。


まとめ

遺伝子検査は、未来を予言するものではありません。

しかし、未来への準備をするためのヒントにはなります。

一方で、遺伝子情報は究極の個人情報とも言われています。
だからこそ、海外では法律による保護が進んでいます。

技術が進歩するほど、便利さとプライバシーのバランスが問われる時代になっていくのでしょう。

皆さんはどう思いますか?

自分の病気のリスクや薬との相性が分かるとしたら知りたいですか?
それとも知らない方が良いと思いますか?

ぜひ皆さんの考えも聞かせていただけると嬉しいです。

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